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北アルプス新穂高観光のハイライトは、何といっても新穂高ロープウェイです。
山麓の新穂高温泉から標高2156mにある千石平まで距離3200m、高低差1039mを2つのロープウェイで結び、世界有数の規模を誇ります。
西穂高岳の中腹、残雪をまとった険しい岩峰を間近にあおぐ大パノラマは、ミシュラン日本ガイドで2つ星を獲得しました。
途中の乗換駅である鍋平高原一帯にも、立ち寄り湯やビジターセンターがオープンし、景色を眺めるだけでなく、1日かけて楽しめます。 |
8:30〜15:45 往復2800円 無休 電話:(0578)89−2252
新穂高温泉駅 |
第1ロープウェイ |
鍋平高原駅 |
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白樺平駅 |
第2ロープウェイ |
西穂高口駅 |
新穂高温泉駅から乗換地点の鍋平高原駅までを結ぶのは第1ロープウェイ。
毎時0分と30分の発車で所要時間は約4分です。出発してすぐに最大斜度38°の急斜面をするすると上がっていきます。
鍋平高原に到着すると、隣の白樺平駅へ移動して第2ロープウェイに乗り継ぎます。
定員120名、2階建てゴンドラの第2ロープウェイは毎時15分と45分に発車し、約7分で終点・西穂高口駅に到着します。
高度を上げるにしたがって、焼岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、西穂高岳など3000m級の山々の眺めが広がります。
終点付近は山麓より気温が6℃ほど低く、天候も変わりやすいので、千石平周辺を散策する場合でも、履き慣れた靴を履き、夏でも長袖を用意するなどしましょう。
白樺平駅と西穂高口駅にレストランや売店があります。白樺平駅構内にある人気のパン屋からは焼きたてパンのいい匂いがしています。
また、白樺平駅前広場には、立ち寄り湯「神宝乃湯」、新穂高ビジターセンター「山楽館」や大きな足湯などがあるので、ロープウェイの時間待ちや、山帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ロープウェイ西穂高口駅の屋上にある展望台です。
笠ヶ岳、槍ヶ岳、西穂高岳、焼岳など北アルプス南部の主だった名峰群を間近にあおぐことができ、晴れた日なら素晴らしいパノラマが広がります。
ロープウェイ西穂高口駅から、西穂高岳登山道の入口に建つ登山指導所の一帯を、千石平といいます。標高2156m、亜高山帯の針葉樹の森が広がる台地には、樹林越しに北アルプスの山並みを眺める遊歩道が延びています。
初夏は遊歩道沿いの高層湿原に水芭蕉の白い花が咲き、冬には背丈を超える雪が積もった中に「雪の回廊」が伸びて、ロマンチックな雰囲気になります。
遊歩道を400mほど進むと、山小屋風の登山指導所があり、西穂高岳の岩稜を間近にあおぎます。西穂高山荘も手が届きそうな距離に見えますが、この先は本格的な登山道であり、それなりの装備をしなければ安易に入ることはできません。
以前は千石平から鍋平高原に続く尾根に新穂高ロープウェイスキー場があり、日本有数の山岳スキー場として知られていました。現在ではスキー場の営業を行っていませんが、新穂高ロープウェイは通年運転しています。
冬の新穂高ロープウェイの魅力は、千石平の氷の森に延びる「雪の回廊」と、間近に眺める厳しくも美しい北アルプスの雪山です。
その他に、鍋平高原では、毎日午前と午後の2回、ビジターセンター山楽館のスノーシュートレッキングを開催しています(予約制)。冬の森から仰ぐ北アルプスとともに、雪の上に続く動物の足跡を観察したり、冬ならではのハイキングが楽しめます。
暖かい格好でお出かけください。
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