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新穂高ロープウェイ中間駅周辺に広がる、標高1300mの爽やかな高原です。
多くの観光客はロープウェイの乗り継ぎを急ぎますが、レストランや売店のほか、立ち寄り露天風呂や山岳ビジターセンターなどの施設も充実しており、ただ通り抜けるだけでは惜しい場所です。
雄大な笠ヶ岳をあおぐ高原には、白樺林や元スキー場だった草原に木道の散策路が巡ります。春から秋には爽やかなハイキング、冬にはスノーシュートレッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
第2ロープウェイの白樺平駅までは、中尾高原から北アルプス大橋を通って、直接車で入ることができ、駐車場もあります。
第2ロープウェイの白樺平駅前にあるアルプス風の建物が、新穂高ビジターセンター「山楽館」です。
野鳥のさえずりがBGMで流れる館内では、巨大な北アルプスのジオラマを中心に、動植物や気象などの自然について、はく製や写真パネル、ジオラマで解説しています。
また、山楽館主催の自然観察会やスノートレッキングツアーも開催されます。
露天風呂の「神宝乃湯」と喫茶「通草亭」が併設されています。
8:30〜15:45 無料 無休 電話:(0578)89−2254
鍋平高原の立ち寄り露天風呂です。
岩風呂からロープウェイのゴンドラや、焼岳、錫杖岳などの迫力ある山岳風景が眺められます。お湯は無色透明の単純硫黄泉で、源泉が87℃と高温のため、露天風呂でもちょっと熱めです。
湯上りに無料休憩コーナーや喫茶店、または山楽館を見学するもよし、外には足湯なども揃っているので、雲上散歩を楽しんだ後、鍋平高原でゆっくり過ごすには最適です。
8:30〜15:45 500円 無休 電話:(0578)89−2254
雄大な笠ヶ岳や槍ヶ岳をあおぐ鍋平高原には、白樺林や元スキー場だった草原が広がり、2.5kmと1.5kmのウォーキングロードがあります。
鍋平高原ウォーキングロードの起点は、第2ロープウェイの白樺平駅と、高原中央にある駐車場です。白樺平駅からビジターセンターの前を抜けて、第2ロープウェイ駐車場の脇に広がる鍋平高原の森に入っていきます。
一面に熊笹が茂る森の中には、木道が架けられて、空中回廊になっています。
階段や休憩用ベンチなども整備されていますが、雨の後には非常に滑りやすいので転んだり、転落しないように注意しましょう。
スキー場跡地に出て地道を進むと、サワグルミ展望台の休憩舎があります。見上げるとはるかに高く笠ヶ岳がそびえています。また、ロープウェイの架線の向こうに、槍ヶ岳も穂先を見せています。
白樺林の中に設けられた木道を下っていくと、錫杖展望台の休憩舎です。蒲田谷の断崖に面した東屋からは、正面に奇怪な岩峰がそそり立つ錫杖岳を眺めます。
北アルプス大橋へ続く車道沿いに無料の駐車場とトイレがあります。
ここから北アルプス大橋の鍋平園地までの間にも、森の中に縦横無尽に遊歩道があるので、時間に合わせて高原散歩を楽しみましょう。
ウォーキングロードは県道槍ヶ岳公園線との連絡道路に沿って下っていき、野の花山荘付近が終点になります。この辺りは秋の紅葉がとても美しい場所です。
帰りは登り道になるので、時間には余裕をみて戻りましょう。
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半日かけて高原をゆっくり巡る本格的なトレッキングコースで、アップダウンはきついですが、高度差があるため迫力ある山岳風景が眺められます。 |
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