Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
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もっと温泉を楽しむために・・・温泉基礎知識

 ストレスの多い現代社会、たまにはのんびり温泉につかりたい!
 旅先で、その土地の自然や文化に触れて、おいしいものを食べて、ゆったり温泉を堪能して・・・温泉は心も体もリフレッシュしてくれます。
日本は世界有数の温泉大国です。大自然の恵みを楽しみましょう。

 1.温泉の不思議な魅力  6.温泉とダイエット
 2.温泉とは  7.スポーツと温泉
 3.温泉でリフレッシュ  8.気軽に足湯でリラックス
 4.温泉の効果的な入浴法  9.温泉浴の注意
 5.温泉で癒される  10.温泉のしくみ


1.温泉の不思議な魅力

 温泉は病気や傷を治す効能があるということで、昔から湯治に利用されてきました。温泉につかることで、病気の症状がよくなったり、肌がつるつるになったりします。

 そもそも温泉とは、地中に沁みこんだ雨水とか地球内部に発生した水蒸気やガスが、地下深くの熱源で温められたもので、100年や200年といった長い年月をかけてゆっくり温泉水がつくられます。
それだけに温泉の成分は複雑で奥が深いのです。

 長い年月の間に、その土地の風土とか地質などが影響して、厳密には同じ温泉は2つとないといわれます。泉質とは、温泉の成分、いわゆる「ききめ」にあたるもので、主成分によって大きく11種類に分けられ、効能もさまざまです。


2.温泉とは

 温泉は、温泉法という法律で定義されています。
 温泉法第2条によると、温度(温泉源から採取されるときの温度)が25℃以上、または温泉水1kg(1g)中に溶けている指定の物質(19種類)のうち、いずれか1つを満たすものが温泉と呼ばれます。
 つまり、温度が低い冷泉でも、決まった成分が基準量以上含まれていれば、温泉なんですね。その温泉にはどんな種類があるのでしょうか。

 日本で最も数が多いのは単純温泉、それから塩分を含んだ塩化物泉です。
火山特有の硫黄臭がする硫黄泉や硫化水素泉はいかにも温泉らしい感じがします。
他にも種類はたくさんあります。温泉効果もまたそれぞれあるようです。

単純温泉、アルカリ性単純温泉
単純二酸化炭素泉(旧単純炭酸泉)
カルシウム(マグネシウム)−炭酸水素塩泉(旧重炭酸土類泉)
ナトリウム−炭酸水素塩泉(旧重曹泉)
ナトリウム−塩化物泉(旧食塩泉)
硫酸塩泉
鉄炭素水素塩泉、単純鉄泉(旧炭酸鉄泉、旧緑礬泉)
アルミニウム−硫酸塩泉(旧明礬泉)
硫黄泉、単純硫黄泉(旧硫化水素泉)
単純酸性泉、酸性泉
単純放射能泉、含放射能−○○泉(旧放射能泉)


3.温泉でリフレッシュ

 入るだけで気持ちのいい温泉ですが、本来、温泉の効果を得ようと思ったら、最低1週間は続けてお湯につからないと効果があらわれないと言われています。
 長期にわたる湯治が理想的ですが、たまに行く温泉なら、日常を忘れてリラックスできるのが一番の効果ではないでしょうか。それが「転地効果」です。

 日ごろ住んでいる環境と違った土地に行くことで、ホルモンバランスや自律神経が整い、心も体もリフレッシュします。それから「お湯の温度」も大切です。人が最もリラックスできるのは、体温に近い37℃だといわれます。
 お湯の温度としてはぬるめですが、その分、長い時間お湯につかっていられて、その結果、体がゆっくり温まり、神経が落ち着きます。 

 「いつもと違った環境」と「効果的な入浴方法」で、短い時間でも充分に心と体を癒すことができます。たくさん歩いて、自然や文化を体感して、おいしいものを食べて、温泉でゆったりのんびりしましょう。


4.温泉の効果的な入浴法

 温泉は、実は入り方ひとつで効果も違います。
 まずは浴槽につかる前に、かけ湯をして体にお湯をなじませます。いきなり熱い温泉に入るのは脳貧血などの原因にもなるので、避けましょう。

 お湯の中では、全身と水面を一体化させるような、体を寝かしたリラックス姿勢が一番です。お湯の浮力を利用して、手足を伸ばしながら入ると、日ごろの運動不足の解消にも効果的です。
 入浴時間は、熱めのお湯で10分、ぬるめのお湯で30分くらいがベストです。ゆっくり入ると気分を落ち着かせる作用もあり、ぐっすり眠れるようになります。

 お湯から上がるときは、体についた温泉成分を洗い流さないのがポイントです。
ただし、肌の弱い人は逆に真水で洗い流します。
入浴回数は1日1〜2回、多くても3回くらいにしましょう。欲張りすぎは逆効果です。


5.温泉で癒される

 リラックス効果を高める温泉は基本的にぬるめ、体温に近い37℃くらいが最適です。
ぬるめのお湯に長くつかっていて、ついうとうと、という経験は誰でもありますが、それだけ心と体が休まるということなんです。ただし、本当に眠ってしまうと危ないので気をつけましょう。
全身浴で30分、じっくりつかります。

 特に疲れているときはミストサウナ、いわゆる蒸気風呂がいいでしょう。体に水圧がかからないので、さらに負担なく体をほぐすことができます。
 そして、よく温まったら、お湯から出て少し休みましょう。連続して入りすぎると、逆に疲れてしまいます。休憩をとった後は打たせ湯でマッサージします。
仕上げは、もう一度ぬるめのお湯でゆったりしましょう。


6.温泉とダイエット

 温泉でダイエットできると聞けば、気になる人も多いでしょう。
 そもそも太るというのは、カロリーオーバーが原因になっています。
1日に必要な最低標準カロリーは、目標体重に30をかけると計算できます。
例えば、50キロが目標という人は、50×30で1500キロカロリーが1日に必要な最低カロリーという訳です。健康のためにも、これだけは最低限とりたいですが、問題はこの数字を越えた分、あるいはすでにある脂肪をどうやって燃やすか、ということです。

 実はお湯の水圧がかかる入浴には、結構ハードな運動効果があります。運動するのは大変ですが、温泉なら、だいたい3週間で自然に2〜4キロを減量できるそうです。
ダイエット効果のある入り方は、基本的に高温の反復浴です。
42℃以上のお湯に、3〜4分入り、汗が出たら湯ぶねから出て約2分休み、そしてまた入浴します。これを3回繰り返して、1日2セットを限度に行うと、1回で300〜400キロカロリーは消費するようです。
ただし、おいしい料理も温泉の楽しみだったりします。ほどほどに、ということですね。


7.スポーツと温泉

 スポーツで汗をかいた後のひとっ風呂は最高ですが、たださっぱりするだけじゃないのが温泉です。温泉には、疲労回復や打ち身などによる運動機能障害に効果がある入浴方法があります。

 まず、体をお湯の温度にならすため、かけ湯をします。つま先など体の端から順にお湯をかけていきます。
 全身浴はちょっと熱めのお湯にさっと入るようにします。そうすれば、血管が広がって血行がよくなります。また、ジャグジー、泡風呂もおすすめです。ぶくぶくした泡の刺激で血行がさらによくなります。
 少し休憩をとった後、打たせ湯で肩や背中など、こりのある部分をマッサージすると、痛みやだるさの原因が和らぎます。最後は、ゆったり仰向けに体を伸ばして、お湯に浮かんだ姿勢でつかります。

 温泉を出るときは、シャワーで洗い流さず、軽くふき取るようにします。温泉成分が肌に残って効きめが持続します。
 注意点としては、疲れすぎている場合は、まず休憩をとってから入浴しましょう。すぐに熱いお湯に飛び込むと、脳溢血で倒れる危険性があります。


8.気軽に足湯でリラックス

 水圧による心臓への負担が少ない足湯は、血行を良くし、冷え性も解消されるなど、健康維持にとても効果があります。
 入浴時間はおよそ10〜15分が目安。最初、足からジワ〜と暖まってきて、そのうち全身の血の巡りが活発になってきます。なので、足だけではなく体全体の疲れが取れていきます。
 温泉の天然成分が皮膚から直接吸収されるので、足湯に入った後は、水で洗い流さず、タオルで拭くだけにしましょう。そうすることでより効果が高まります。


9.温泉浴の注意

 温泉に行くと、脱衣場の入り口なんかに掛けてある温泉の成分や注意点が表示されていますね。入浴前によく読んで参考にするといいでしょう。

一般的な適応症(浴用)
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進など

一般的な禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

入浴についての注意点(温泉法による環境庁自然保護局長通知)
温泉療養の場合、最初の数日の入浴回数は1日1回程度、その後は1日2〜3回、療養期間は2〜3週間、療養開始3〜1週間後に湯あたりの症状が現れた場合は入浴回数を減らしたり入浴を中止する。

@入浴時間は初め3〜10分程度、慣れたら延長してもよい。
A入浴中は、運動浴の場合以外は安静を守る。
B入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない。(湯ただれを起こしやすい人は、真水で洗うか温泉成分をふき取る。)
C入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
D次の疾患は原則として高温浴(42℃以上)を禁忌。
 高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病
E熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので注意。
F食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
G飲酒しての入浴は特に注意する。
※かけ湯、水分補給、休憩後入浴、半身浴に心がける。早朝・深夜空腹時の入浴を避ける。


10.温泉のしくみ

@火山性の温泉
 火山の地下、数kmから10数kmのところにあるマグマだまりには、800℃〜1200℃のマグマや高温高圧の火山ガス、水蒸気などが含まれていて、断層のような岩盤の割れ目を伝わって地上に出ようとしています。これが一気に噴出すると火山噴火です。
 一方、地下にある断層などの割れ目には、雨水などが沁み込んで地下水がたまり、この地下水とマグマだまりの高温高圧のガスが接触して温泉水ができます。
 熱い温泉水は冷たい地下水より軽いので上の方へ上がっていき、地上へ自噴したり、温泉水が蓄えられた所までボーリングして取り出したものが温泉として利用されます。
近くに活動的な火山が存在しなくても、地下に古い時代の火山起源の高温の岩体があれば、温泉の熱源になります。

A非火山性の温泉
 一般的に、地下へ100m深くなると温度が平均3℃高くなることが知られています。したがって、地下を深く(1000〜1500m程度)ボーリングし、そこに存在する地下水を掘り当てれば温泉が得られます。
ただし、地上まで上がってくるうちに温度低下などがあります。


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