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隣り合う日下部民芸館と並んで飛騨高山の町家建築を代表する建物です。国指定重要文化財。
明治8年(1875)の大火で焼失、翌9年の再建後に再び焼けて、明治40年(1905)に名工・西田伊三郎の手で修理・再建されました。
明治時代の町家は、幕府権力に遠慮する必要がなくなった旦那衆が伝統技術の粋を注いだので、大型で華麗な建築に特徴があります。
吉島家には繊細で女性的な美しさがあり、アメリカの現代建築の巨匠リチャード・ムーアが絶賛しました。 |
9時〜17時 500円 休:冬季火曜 電話:(0577)32−0038
表には造り酒屋のシンボル・杉玉が下がっています。玄関を入ると、酒屋や繭問屋、江戸時代には幕府や北陸諸藩への大名貸しも営んだみせ部分です。
みせの土間に大きな吹き抜けの天井が広がります。柱と梁が立体的に組まれ、天窓から差し込む光が幾何学的な模様を描く様子は見ていて飽きません。繊細で女性的といわれる吉島家だけあって、おしゃれな感じがします。
みせの奥、勘定場のいろりには火が入っていて、鉄瓶のお湯でお茶のサービスがあります。ろじが玄関からまっすぐに奥に延び、台所など生活スペースを通って中庭に続きます。中庭にも、休憩スペースがあります。
みせから座敷に上がると客間、主人の間、仏間などが続きます。通りに面した塀側に前庭、座敷をはさんで中庭があります。
二階の座敷です。大屋根が深いので、表に面した部屋は天井が低く、梁の下部分は高いので、珍しい段違いの部屋が見られます。
中庭をはさんで土蔵があります。座敷のガラス戸は大正期のもので、現代サッシと違ってかすかにゆがんだ窓ガラスを通して見る中庭の木々も風情があります。
玄関からろじを抜けた中庭には井戸があります。木々の茂る中庭と土蔵に面していますが、現在は間に壁が作られ、篠田桃紅氏の空間美術ギャラリーになっています。
赤と黒の色使いは昔からのものではありませんが、女性的でおしゃれです。
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