Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
ホーム 下呂温泉 南飛騨 御嶽山 南乗鞍 飛騨高山 乗鞍岳 上高地
奥飛騨  飛騨古川  白川郷  山ガイド  リンク  サイトマップ 繁體中文   簡体中文
飛騨国分寺・高山陣屋周辺


 飛騨高山の中心を流れる宮川の西側で、対岸の古い街並みに対して新市街にあたるエリアです。高山駅前から東に向かって、国分寺通り、駅前通り、広小路通り、八軒町通りがあり、それぞれ宮川にかかる個性的な橋で古い街並みにつながっています。
 宮川に並行して走る本町通りはアーケード街で、地元客でにぎわう商店に混じって伝統工芸品、お茶の店、みやげ店などが軒を並べます。

飛騨国分寺
 天平18年(764)に聖武天皇の勅願により全国に建立された国分寺のひとつです。
 高山駅の北100mの交差点から東にのびる国分寺通りの途中にあり、境内には室町時代の本堂と飛騨で唯一現存する三重塔、鐘楼門、天然記念物に指定された高さ38mの大銀杏があります。

宝物館9時〜16時 300円 
電話:(0577)32−1395

詳しくはこちら

高山陣屋

 江戸時代に徳川幕府の代官、郡代が政治を司った役所で、66ヶ所あった郡代陣屋・代官所のうち、現存するものとしては全国唯一です。元禄5年(1692)、飛騨が金森藩から徳川幕府の天領になって以降、明治維新まで江戸から派遣された代官、郡代が25代、177年間にわたって統治しました。
 正面玄関の床の間には、徳川将軍家にのみ許された青色の青海波文様が描かれています。郡代屋敷も含めて復元された陣屋には、大広間や御白洲、年貢米を納めた御蔵などがあります。

8:45〜17時 420円 休:年末年始 電話:(0577)32−0643

詳しくはこちら

陣屋前朝市

 高山陣屋の門前、陣屋前広場で開かれている朝市です。
 宮川朝市に比べても素朴で、昔ながらの雰囲気を残しています。売られている商品も野菜や花などの新鮮な農産物が多いのが特徴です。

山桜神社

 アーケード街の本町通りに路地のような小さな神社があります。
 明暦3年(1657)正月、江戸の大火が金森家江戸屋敷に迫ったとき、金森四代頼直は愛馬山桜に乗って逃れました。頼直は山桜に感謝して可愛がり、のちに死亡すると、ここに愛馬を祀る神社を建立しました。
それ以降、山桜神社は火災よけの神社として大切にされています。

松倉絵馬市

 8月1日から15日にかけて、西郊外の松倉観音と、本町通りの山桜神社では絵馬市が開かれます。1円を100両と読み替え、「一千万両」「二千万両」と景気のいいかけ声が飛び交う市です。松倉絵馬は、紙に描かれたもので、牛馬の安全を祈願した時代から、現代では商売繁盛や家内安全を祈願するようになりました。
 家の入口の壁に、福が飛び込むよう馬の頭を内側に向けて飾ります。

高山本町美術館
 アーケード街の本町通りにある小さな美術館です。
 放浪の天才画家として知られる「裸の大将」山下清の貼り絵の原画が約80点展示されています。有名な花火の絵をはじめ、すばらしく素朴な山下清の世界が楽しめます。

9時〜18時 600円 無休 
電話:(0577)36−3124

本町通り

 宮川に並行して走る本町通りはアーケード街で、地元客でにぎわう商店に混じって伝統工芸品、お茶の店、みやげ店などが軒を並べます。
 飛騨高山アンテナショップ「まるっとプラザ」や「ひだっち獅子ギャラリー」など、ふらりと立ち寄ってみたくなるお店が増えています。

飛騨高山アンテナショップまるっとプラザ
 市町村合併により日本一大きくなった高山市の旧郡部9町村の特産品販売や観光案内のために設けられたアンテナショップです。
 気軽に立ち寄ってみれば、高山市中心部だけではない飛騨地方の魅力を発見できるかもしれません。

ひだっち獅子ギャラリー

 飛騨の獅子舞で使われる「獅子頭」をスタイリッシュに展示するギャラリーで、祭りグッズや和雑貨の販売もあり、ほかの店ではちょっと見当たらない面白いお土産が揃っています。

ひだっちさるぼぼSHOP

 真っ赤なボディに長い手足、ちょっと小憎たらしい顔で登場した飛騨高山のゆるキャラが「ひだっち」です。お土産店でも見かけるようになりましたが、その専門ショップが鍛冶橋交差点に近い国分寺通りにあります。
 店の奥の掘りごたつでは、オリジナルさるぼぼ手作り体験もできます。

朝日町
 鍛冶橋交差点に近い、国分寺通りと本町通りに囲まれたエリアが朝日町です。高山の飲み屋街で、居酒屋やバーが軒を連ねます。

宮川

 小京都・飛騨高山の象徴的な風景が宮川のあたりです。鍛治橋に立つと、宮川べりに遊歩道が延びて、安川通りの奥には東山の寺院が見え、それとなく京都三条あたりの雰囲気に似ています。
 宮川は川上岳を源流にもち、高山市内を流れ下って富山県境で神通川となり、富山湾に注いでいます。禁漁区なので、大きな鯉や鱒がゆうゆうと泳いでいるのが橋の上からもよく見えます。それぞれ特徴のある宮川の橋を紹介します。

中橋

 春の高山祭りで、中橋をわたる12輌の屋台が、川べりの柳の新緑や桜に映えて画になる風景です。
 高山陣屋前、朱塗りの欄干で知られる中橋は、華やかな雰囲気があって、宮川にかかる代表的な橋のひとつです。西詰の広場には、高山祭りの御旅所があります。

民話 味噌買い橋

 中橋の北にある筏橋の通称は「味噌買い橋」、地味な橋ですが有名な場所です。
 昔、乗鞍岳のふもと、沢上という村に長吉という正直な炭焼きがおったそうや。
ある晩、枕元に仙人みたいな老人が現れて、「高山の町へ行って、みそ買い橋に立っておれ、たいそうなことを聞けるぞ」と言って姿を消したんやと。

 長吉は老人の言葉が忘れられず、朝早いうちに炭をおねて高山へ出かけた。さっそく町の衆にみそ買い橋の場所を聞いてまわったが、誰もそんな橋を知りゃせん。
 歩き疲れたころ、豆腐屋の主人から「うちの横に、川向こうのみそ屋へ買い物にいく橋があるけどな」って聞いた長吉は、勇んでその橋の上に立つと、くる日もくる日も行き交う人に話しかけたそうな。
 これといって良い話など聞けなかった5日目、不審に思った豆腐屋の主人が長吉に訳を尋ねたんやと。例の夢の老人の話を聞いた豆腐屋は吹き出いて、

「つまらん話なんか、あてにしたらだちかんぜ。わしの夢にも老人が出てきて、乗鞍の沢上に長吉とかいう男がおる。その家のそばの杉の根元を掘ってみよ、宝物が出るぞ、って言ったんや。でも俺は沢上なんて村は知らんしな、悪いことは言わんで、お前さんもいいかげんにして帰ったほうがいいぜな」

 長吉は驚いて、お礼もそこそこに家へ飛んで帰り、さっそく杉の根元を掘ってみた。そしたら、金銀財宝がざくざく出てきたんやと。それ以来、誰言うことなく、みそ買い橋というようになったそうや。

 この話は、高山の小学校の先生が、英国ロンドン橋にまつわる伝説を翻案して児童に聞かせたところ、あまりによく出来た話だったせいか、人の口づてに広まって飛騨の昔話の代表格になったものだそうです。

柳橋

 筏橋の北にある橋で、緑色の欄干がめだちます。
 高山駅から石畳の駅前通りをまっすぐ歩いてくると、この柳橋につきあたり、古い町並みに入ってさんまち通り、えび坂に続きます。

鍛冶橋
 筏橋の北、国分寺通りが宮川をわたって安川通りと名前を変える場所にあります。
 鍜治橋の西詰交差点は、行き交う車も観光客も多く、高山で一番にぎやかなところです。橋のたもとには有名なみたらし団子の屋台があります。

 橋の中ほどに立つ奇妙なオブジェは、出雲神話に出てくる「手名稚(テナヅチ)」「足名稚(アシナヅチ)」という神様で、スサノオ命がヤマタノオロチを退治して助け出した娘の両親です。「手長」「足長」と呼ばれて親しまれています。

 嘉永年間、名工とうたわれた谷口与鹿が、高山祭りの恵比須台を飾る彫刻として製作したもので、それを模してオブジェにしています。一番人気の記念写真スポットです。


サイト情報
このサイトについて
自己紹介
リンク
サイトマップ
メール


Copyright (C) panoramahida All Rights Reserved