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標高800mの飛騨山中にある石灰岩の岩壁に発見された鍾乳洞で、観光施設として整備され、洞内に長さ800mの見学路が設けられています。未開発区間は1000m以上あるともいわれています。
8時〜17時 1000円 電話:(0577)79−2211
2億5千万年前、この辺りは暖かい海の底でした。そこで繁栄していた珊瑚礁や貝類が石化して石灰岩となり、やがて雨水が浸透して鍾乳洞をつくりました。鍾乳洞で見られる神秘的な鍾乳石は、石灰岩を溶かして滴り落ちる地下水が炭酸カルシウム分を多く含んでいるため、だんだん固まってできた自然の造形です。
鍾乳洞の入口と出口には、ここの発見者である大橋外吉氏が収集した膨大な美術品のコレクション館が併設されています。国内外の名品の壷や彫刻、骨董品の数々がこれでもか、というように展示されて圧倒されます。
絶大な価値があるのでしょうが、並べられた美術品たちの一体感のなさに、B級スポットの匂いを感じます。そして、平成19年(2007)3月に、展示品の目玉であった2億円の金塊が3人組の強盗に強奪されたことで、一躍有名になってしまいました。多国籍の犯人グループは6月に九州で逮捕されました。
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鍾乳洞の中は1年を通じて気温が変化しないため、冬は暖かく感じますが、外は氷点下の世界です。
鍾乳洞に続く谷沿いの道には、見事な氷の峡谷ができ、自然の彫刻作品を見るだけでも訪れる価値がありそうです。 |
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