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乗鞍岳西麓には、観光開発の手がつけられていない大自然が残されています。
知られざる滝と池を巡る秘境・五色ヶ原の仙人道です。
かつて、乗鞍岳の岩井谷には平金鉱山という大規模な鉱山が操業していました。現在は山奥の無人地帯ですが、明治時代には「北海道」「金沢町」と名付けられた鉱山町があり、学校や郵便局、劇場、発電所まであったといいます。平金鉱山跡から岩井谷を遡り、美しい滝や池が点在する五色ヶ原を経て、乗鞍岳の室堂ヶ原に至る旗鉾口登山道もありました。
しかし、乗鞍スカイラインの開業と共に、登山道を歩く人もいなくなり、大自然に戻った五色ヶ原は人々の中ですっかり忘れられた存在になってしまいました。
その五色ヶ原に、1日の入山者数が制限されたガイド付きトレッキングコースが生まれました。8時間かけて、乗鞍山麓の森をゆっくり巡る仙人道は、豊かな自然を五感で体験できるため人気があります。
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