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大正池→田代池 約20分/田代池→大正池 約20分 |
大正池は上高地を代表する景勝地で、上高地トレッキングの起点にもなります。
シャトルバスを利用する場合、河童橋近くの上高地バスターミナルから大正池へ歩いてくると、帰りのバスが満員のため大正池で乗ることができません。そこで、多くの場合は行きのバスを大正池で降りてトレッキングを楽しみ、上高地バスターミナルから帰りのバスに乗ることになります。
※帰りのバスチケットを持っている方は、大正池から上高地バスターミナルに戻るために乗車するシャトルバスが無料になります。
大正池ホテルの横を通って大正池に下りていきます。目の前に大きく焼岳がそびえ、上流には穂高連峰が湖面に影を落としています。上高地と聞いてイメージする風景がここにあります。
湖面にボートが浮かび、カモが遊ぶ大正池から、湖畔林に沿って設けられた自然観察路の木道を歩きます。大正池に流れ込むいくつもの小さな渓流があり、樹林の中に小さな池を作っています。岩魚の姿も見られるところです。
川筋を離れ、木道から地道に変わり土砂が押し出すガレた川原を越えます。看板が半分以上土砂に埋まっているのが印象的な場所ですが、沢水の増水時には通過不可能になるため注意してください。
目の前が明るく開けて穂高連峰を背景にした湿原が現れます。ワタスゲの白い花が揺れる田代池です。かつては梓川支流の池でしたが、土砂の堆積によって湿原化し、乾燥化も進んでいます。かつての池の面影は少し離れた沢筋に残っています。
田代池→中ノ瀬園地 約20分/中ノ瀬園地→田代池 約20分 |
田代池の湿原を大きく回りこむと再び樹林帯に入って道が2手に分かれます。梓川沿いに田代橋へ向うコースと、直線で樹林帯を抜けて田代橋で合流する林間コースです。
針葉樹の森の中を木の根を踏みながら進むと、やがて河原で休憩している観光客の姿が多くなり、上高地散策の十字路・田代橋に出ます。
田代橋辺りの梓川は川幅が狭まり、雪解け水が青い淵に激流となって流れ込んでいます。南に目を向けると梓川越しに焼岳の姿が見えます。
カラマツ林を東に進むとヨーロッパ調の赤い屋根が目印の上高地帝国ホテルがあり、梓川の対岸に渡ると清水屋ホテルと上高地温泉ホテルの2軒の温泉宿が河畔に建つ上高地温泉があります。ウェストンレリーフもこの辺りです。
中ノ瀬園地→河童橋 約25分/河童橋→中ノ瀬園地 約25分 |
この辺りは中ノ瀬園地と呼ばれるプロムナードで、ベンチなどもあってゆっくりしたい場所です。穂高連峰はますます間近に迫ってきます。
河童橋へは梓川沿いのプロムナードを辿ります。ゆっくり蛇行する川に従って遊歩道を行くと、カラマツ林の中にバスターミナルが見え、行き交う観光客が多くなります。
バスターミナルから河童橋への約300mは、観光客でごったがえす上高地銀座です。
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