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飛騨乗鞍高原の一角に位置する六方山は、乗鞍岳や御嶽山を間近に眺める展望台で、山麓のあさひの森カクレハ高原キャンプ場からよく整備された登山道が付けられています。
あさひの森にある山の神広場からダイレクトに登るルートもいいですが、日影平へ続く青屋駄吉林道を使えば、キャンプ場からのどんぐりの小径登山道をショートカットすることができ、約1時間のお手軽登山が楽しめます。
登山口→六方山 1時間 / 六方山→登山口 30分 |
六方山の登山道のひとつ、どんぐりの小径を林道でショートカットした登山口からは、巨大な乗鞍岳や御嶽山の姿がもう見えています。
山に入り、沢状の地形に付けられた階段をまっすぐに登ります。周囲はダケカンバの中に恐竜時代のような大きなシダの葉が生い茂る幻想的な森です。
一旦上がって、トラバース状に斜面を横切り、尾根に取り付きます。擬木が敷かれた階段には、麓から何段目かを示す番号があって、励みになります。
尾根にある大木の根や岩を踏みながら上ると、樹林越しに乗鞍岳の姿が大きく迫ってきます。カラマツが植林された尾根に出ると、登りは緩やかになり、向こうに丸い六方山の山頂を眺めながら、明るい森の稜線歩きが楽しめます。
足取りの軽くなるような快適な尾根歩きを経て、最後にひと登りすると、カラマツ林に囲まれて岩が鎮座する六方山の山頂です。
周囲には展望はなく、特徴のない山頂ですが、あさひの森登山道の分岐から200mほど山の神広場に向けて下った展望所に立つと、樹木に邪魔されることなく、乗鞍岳や御嶽山の眺めが楽しめます。
高山市朝日町で国道361号線から分かれて青屋川沿いに遡ります。
あさひの森の標識に従って走ると、川沿いに広がるカクレハ高原キャンプ場があり、管理棟の隣りに駄吉林道の起点ゲートがあります。ゲートが開いていれば舗装道路をぐいぐい上ってキャンプ場からの登山道を何回か横切り、上の登山口に出ます。
林道途中に標識があるので見落とさないようにしましょう。駐車スペースはこれといってないので、路側帯に邪魔にならないように止めておきます。
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