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簗谷山(1214m)は下呂市と郡上市の境にあり、ブナの森が美しい自然をよく残した山です。ふもとの「飛騨金山の森」からよく整備された登山道があり、岐阜や名古屋方面からも近いトレッキングコースとして人気があります。
登山口→1時間30分→簗谷山/簗谷山→45分→登山口 |
登山口からは南尾根ルートとぶなの木ルートの2本がありますが、前者は急な下り坂が足に堪えるので、登りに使います。
南飛騨の里山は、スギやヒノキの植林に覆い尽くされた山が多いのですが、簗谷山は気持ちいい雑木林で、足取りも軽くなります。やがて、小鹿の涙と呼ばれる小さな可愛らしい滝が現れ、大山祇神を祀る石碑があります。
よく整備されて危険な箇所も少ない登山道をぐいぐい登っていくと、遠くに御嶽山が見え出し、南尾根の稜線に出ます。御嶽山を真正面に望む展望台もあり、簗谷山の頂上が大きくなってきます。
そこから5分ほどで、南飛騨や美濃の山並みが美しい岳美岩に到着、さらにもう一息で簗谷山山頂に出ます。
白山方面だけ樹木が茂って展望が利きませんが、東北に開けた御嶽山から乗鞍岳、北アルプスの眺めは素晴らしく、南には美濃方面の低い山並みが続いています。 下りはブナの森が美しいぶなの木ルートを使います。
国道41号線から馬瀬川沿いに県道を走り、岩屋ダム東仙峡金山湖の縁をうねうねと行きます。馬瀬方面への道と分岐して馬瀬川大橋を渡り、弓掛川沿いに遡るとキャンプ場の「飛騨金山の森」に到着します。
かつて小学校まであった弓掛集落は下流にできた岩屋ダムのため集団離村し、今では小学校や古民家を利用した大きなキャンプ場になっています。
総合案内所を過ぎると大きな簗谷山登山口の看板があり、案内に従って林道をぐいぐい登ります。舗装された林道の終点に駐車場があり、ここが登山口になっています。
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