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猪臥山は古川盆地の西に、前山から一段抜き出てどっしりした山容を見せています。
標高１５００ｍ、飛騨のほぼ中央にそびえていることから、まさに３６０°の視界が開ける展望台ですが、北から続く長い尾根を舗装林道が頂上直下まで通じていることから、徒歩１０分のお手軽登山ができます。
古川警察署前の交差点を西へ入ると、峠道を越えて山間の畦畑集落に出ます。
東海北陸自動車道の飛騨清見ＩＣと古川をダイレクトに結ぶふるさと林道の開通によって道路状況は改善されました。林道とはいえ、４０００ｍの大規模トンネルを持ち道の駅まである立派な道路です。
畦畑から小鳥峠へ向けて山間の道を上がっていきます。道路幅が狭いので対向車に注意が必要です。上がりきると牧場のある小鳥峠、ここで南の尾根沿いに上がる舗装林道に入ります。
林道は１車線ですが、よく整備されていて対向車に気をつければスムーズに頂上直下の駐車場まで行けます。北アルプスの大パノラマが展開するドライブコースです。
駐車場にはトイレと山の神の鳥居があり、鳥居をくぐって潅木に囲まれた登山道をあがると、すぐに山の神の祠に着きます。
南の御嶽山から乗鞍岳、穂高岳と笠ヶ岳、黒部五郎岳から薬師岳への稜線、北は富山県境の山々、西に大きく白山の眺めが見事です。
頂上はすぐとなりのピークで草原状の丸い丘に標柱が立っています。
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