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下呂温泉と飛騨高山を結ぶJR高山線と国道41号線は、飛騨のメインルートです。
沿線には新緑や紅葉、雪景色と四季を通じて美しい飛騨川の景色が眺められます。距離は約50km、JRやバス、自動車で1時間と、単なる通過ルートと見なされがちですが、歴史ある寺社や、知られざる滝など、穴場的な楽しみが隠れています。
下呂温泉から国道41号線を北上、禅昌寺や久津八幡神社がある下呂市萩原町を過ぎると、両側から山が迫り、御嶽山麓の林業の町下呂市小坂町です。
飛騨川沿いの深い山中を抜け、高山市久々野町に入ります。西に飛騨富士と呼ばれる船山や、ゆるやかな位山が望まれます。太平洋と日本海の分水嶺・宮峠を越えると、眼下に高山市一之宮町の盆地が開け、位山と向かい合う山すそに飛騨一円の崇敬を集める古社・飛騨一宮水無神社が鎮座しています。
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国道41号線沿いにある道の駅です。
新鮮な地元野菜の直売所があるほか、パン工房の手作りパンとジェラートが人気で、冬季限定の飛騨りんごを丸ごと使った特製アップルパイはすぐに売り切れるほど。
久々野町内に堂之上遺跡があることから、縄文時代の集落をイメージした造りになっています。 |
下呂市萩原町を過ぎると、高山市一之宮町までありません。
下呂市萩原町から小坂町にかけて、国道沿いに飲食店やドライブインが並びます。
高山市境から高山市街までの間に大衆食堂が1軒。あとは、飲食店がありません。
萩原町、小坂町、久々野町、一之宮町とコンスタントにあります。
国道41号線から離れて、位山峠と刈安峠を越える県道宮萩原線、かつての位山街道は、江戸時代に飛騨川沿いの街道が整備されるまで、飛騨と中央をつなぐ東山道飛騨支路でした。森林の中に石畳の遊歩道が延び、飛騨の匠たちが都へ向った昔を偲ぶことができます。
萩原町から県道宮萩原線を走ります。のどかな山里をつなぐ道は、位山峠で狭いヘアピンカーブが連続する険道に変わります。交通量の少ない山岳路ですが、地元車は突っ込んできます。対向車に注意しましょう。
位山峠周辺はブナの大木が茂る岐阜大学位山演習林をめぐる遊歩道「光と風の道」や石畳の「位山官道」が整備されています。位山峠から広い2車線になり、あららぎ湖、モンデウススキー場のある刈安峠、位山と船山に囲まれた高原地帯を抜けると、高山市一之宮町の盆地に入ります。
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位山街道の県道宮萩原線刈安峠にあり、太平洋と日本海へ水が分かれる分水嶺です。周囲は公園になっていて、御嶽山の眺めがすばらしい。
冬はモンデウススキー場のセンターハウスです。 |
萩原町から一之宮町までの区間には何もありません。
高山市清見町を通って飛騨高山と郡上八幡を結ぶ全長70kmのせせらぎ街道は、その名のとおり森林に囲まれた渓流沿いに走る快走ルート。新緑から紅葉の時期まで、季節ごとに美しい景色が展開します。かつては岐阜方面から飛騨高山への最短ルートとして交通量が多かったのですが、東海北陸自動車道が開通した後は、ゆっくり森林浴ドライブを楽しむことができます。
下呂市萩原町から、国道257号線のトンネルを越えて下呂市馬瀬に入ります。飛騨川の支流であゆかけで有名な清流・馬瀬川の流れる地域です。のどかな山里を抜け、馬瀬川上流の緑深い渓谷沿いに走ると、高山市清見町、大原の里です。ここでせせらぎ街道の本道と合流します。
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せせらぎ街道の郡上、高山、下呂の3方向の分岐点にあります。
全国の道の駅の草分け的な場所で、レストラン、特産物販売店のほか、オートキャンプ場やリゾートホテル、体験農場なども備えた都市と農村の交流センターになっています。 |
高山市清見町の中心部までありません。
馬瀬地区にあります。せせらぎ街道沿いには喫茶店が増えてきました。せせらぎ街道沿いの食事処は、パスカル清見と蕎麦処おおくらの2箇所です。つけもの工場併設の大型物産館「ピクルの森」があります。
馬瀬地区に1箇所、あとは清見町の中心部までありません。ガソリンスタンドのない区間が数十キロ続きます。給油は事前に済ませておきましょう。
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