Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
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郡上八幡



 長良川上流の郡上市。その中心が城下町・郡上八幡です。長良川と支流の吉田川が流れる街中には、いがわ小径ややなか小径などの水路をめぐらし、水の町らしい風景を作り出しています。
 そして、郡上八幡といえば、毎年7月中旬から9月上旬までの30数夜にわたって続く郡上踊りが有名です。特にお盆の3日間は夜通し踊り続ける「徹夜踊り」が行われ、全国から参加する踊り客で、ふだんは静かな街並みが湧き立ちます。

郡上八幡の街並み

 城下町の風情を色濃く残す郡上八幡の街並みは、うだつの町家が連なり、昔ながらの商店街がまだ活気を持っているなど、昭和レトロな雰囲気が溢れています。
 ただし、車がすれちがえないほど狭い街路や、一方通行、行き止まりなども多く、街中は運転に向きません。ゆっくりと街歩き観光を楽しみましょう。

郡上八幡城

 古い街並みを見下ろす八幡山にそびえるのが郡上八幡城です。戦国時代末期の永禄2年(1559)郡上の実権を握った遠藤盛数によって築城され、以来、遠藤氏、井上氏、金森氏、青山氏と城主を変えながら明治維新まで郡上藩の中枢でした。
 郡上藩の歴史には、重税にあえぐ農民たちが藩主・金森家を断絶に追い込んだ宝暦郡上一揆や、明治維新で倒幕と佐幕を両天秤にかけた郡上藩が、戊辰戦争の旧幕府軍にも藩士を送り、敗戦後は「逆賊」とされてしまった凌霜隊の悲劇がありました。また、郡上踊りは農民一揆で荒廃した人心を慰めるため、新任の藩主・青山家が奨励したものとされます。

 現在の天守閣は、昭和8年(1933)に当時国宝に指定されていた大垣城天守閣(空襲で焼失)を模して造られたものですが、建築方法は江戸時代のままの木造と土壁で行われており、歴史資料を展示した城内も、年月を経て風格が現れています。
 天守閣の最上階から郡上八幡の街並みを眺めると、長良川の方向をしっぽに、ちょうど魚の形になって見えます。山麓の安養寺から本丸までは一方通行の車道があり、車で行くことができますが、狭いので歩行者に注意が必要です。徒歩で上ると20分ほどかかります。


9:00~17:00 休:12月20日~1月10日 300円 電話:(0575)67-1819

安養寺
 郡上八幡城の入口に建ち、本堂は岐阜県下最大規模の木造建築で「郡上御坊」と呼ばれています。
境内の宝物殿を有料で公開しています。

10:00~16:00 休:木・冬季
電話:(0575)65-2726

城下町プラザ
 郡上八幡城下、安養寺門前にある町家造りの観光案内所・物産館です。

郡上八幡博覧館

 大正時代に建てられた旧税務署を利用した博物館です。「水と踊りの城下町」をコンセプトに、歴史、伝統、生活、環境などのテーマに沿って展示が行われています。郡上八幡のことなら何でも分かるので、街並み歩きの初めに訪れるとよい場所です。
館内では1日4回、ホールで郡上踊りの実演も行われています。

9:00~17:00 休:年末年始 500円 電話:(0575)65-3215

宗祇水

 本町通りから路地を下りた先に、小駄良川に面して小さな湧水と水屋があります。ここは宗祇水といい、室町時代に郡上の歌人にして武将・東常縁を訪ねた連歌師・飯尾宗祇が古今和歌集の伝授を受けたことにちなんでいます。

食品サンプル工房

 郡上市の一大産業が食品サンプル工業です。もともと蝋細工の原料になる蝋生産が盛んだった郡上八幡出身の岩崎滝三氏が、大阪でヒントを得て食品サンプル企業を興したのが始まりとされます。市内には数軒のサンプル体験工房があって、みるみるうちに蝋がおいしそうな食品サンプルに生まれ変わっていく様子を楽しめます。

町家伊之助
町家造りの商家を利用した観光案内所・物産館です。

やなか小径

 新町通りのおもだか家民芸館から延びる路地で、水屋から流れる用水に沿って石畳が敷かれ、柳の緑が垂れる風景は、郡上八幡の街並みで最も知られています。

おもだか家民芸館
 鮎の画家」として知られる水野柳人の生家で、町家造りの奥の土蔵を利用して、主人がコレクションした民芸品や骨董品、鮎を描いた書画などを展示してます。

9:00~17:00 不定休 250円
電話:(0575)65-3332

心の森ミュージアム 遊童館

 和紙細工、折り紙、木ぼっくり人形などの造形作家、画家でもある水野政雄氏の作品を展示したギャラリーで、見ているうちに大人も童心に返って楽しめます。また、館内では、折り紙や立体紙細工などの体験もできます。

9:00~17:00 休:木 300円 電話:(0575)65-3274

齋藤美術館

 やなか小径に沿って奥に延びる齋藤家は、重要文化財に指定された町家建築です。
茶人であった当主が蒐集した茶器を土蔵に展示しているほか、町家は和風カフェとして美術館の入館者以外の方でも利用できます。落ち着いた和室から、緑あふれる庭園を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

9:00~17:00 休:木 300円 電話:(0575)65-3539

郡上八幡樂藝館
 明治時代に建てられた病院を利用して、市民グループの作品展示を行うギャラリーになっています。

10:00~16:00 休:月 200円
電話:(0575)65-1011

郡上八幡旧庁舎記念館
 吉田川にかかる新橋のたもとにある観光案内所。
 旧八幡町役場庁舎を利用しており、1階が観光案内所や物産館、軽食コーナー、2階が郡上踊り体験のできるホールです。

8:30~17:00 休:年末年始 無料
電話:(0575)67-0002

新橋

 郡上八幡の夏休みといえば、子どもたちが橋の欄干から川に向かって飛び込むワンシーンは風物詩にもなっています。その舞台となるのが、旧庁舎記念館前の吉田川にかかる新橋で、高さは14m、ほぼ4階建てのビルに相当します。
 自分も飛んでみる観光客も出てきますが、幼い頃から川に慣れ親しんだ「川ガキ」だからなせる技、もし事故等があれば、郡上八幡の子どもたちに迷惑がかかります。自重しましょう。

いがわ小径

 旧庁舎記念館の奥に延びる用水沿いの路地で、共同水屋が点在する水路には、鯉やイワナがゆうゆうと泳いでいます。やなか小径ほど観光用に造りこんでいませんが、それが却って生活感もあっていい雰囲気です。

慈恩禅寺
 山手にある臨済宗妙心寺派の古刹です。八幡城主の遠藤氏が京都から円明国師を招いて開山し、たびたび朝廷からも勅使を迎えました。
 境内の庭園「荎草園」は、雄大な岩山を背景に、池に流れ落ちる滝の音が幽玄な雰囲気をかもしだし、四季折々に美しい風景を作り出しています。

9:00~17:00 不定休 300円
電話:(0575)65-2711

郡上踊り

 日本三大盆踊り、日本三大民謡に数えられるのが、7月中旬から9月上旬まで1ヶ月以上にも渡って街角で踊られる「郡上踊り」です。なかでも、お盆の8月13日~16日にかけては「徹夜踊り」が町中で繰り広げられ、踊りに参加するために全国から駆け付けた人々の熱気に包まれます。
「ぐじょのなあー はちまあんー でていくとおきいわあ・・・」
と歌われる「かわさき」のほかに、アップテンポな「春駒」など10数種類のレパートリーがありますが、見よう見まねで踊っているうちに、振り付けを覚えられるようになります。郡上踊りシーズン以外でも、踊りの実演や体験ができる施設もあります。

大滝鍾乳洞・縄文鍾乳洞

 郡上八幡市街の東側にはカルスト台地が広がっており、鍾乳洞が点在しています。
安久田地区の山間にある大滝鍾乳洞は昭和45年に発見された長さ約2kmの立体迷路型鍾乳洞で、洞内に高さ30mの滝が落ちている日本でも珍しい場所です。
 高台にある入口へは、券売所の奥から専用ケーブルカーで上るという楽しいオマケもあります。附近には白川郷の合掌造り民家を移築した食堂や釣り堀があり、夏場には涼を求めてたくさんの観光客が訪れます。

 また、近くに位置する縄文鍾乳洞は、縄文遺跡が発見されたことから命名されましたが、土日祝と夏休み期間に懐中電灯の明かりだけを頼りに暗闇の鍾乳洞を進むミステリーツアーが開催されています。

8:30~17:00 1000円(縄文洞は500円) 電話:(0575)67-1331


美山鍾乳洞

 郡上八幡市街地の東、下呂市と結ぶ国道256号線がヘアピンカーブの続く堀越峠を越えた美山地区にある観光鍾乳洞です。
 2億年の時間をかけて浸食された高低差80mの立体型鍾乳洞で、アップダウンがあるためいい運動になります。未開放区域では専用ヘルメット・ケイビングスーツを着用して洞窟探検を味わえるケイビングツアーも開催されています。

9:00~17:00 休:木・1~2月 900円 電話(0575)68-2321 

郡上鍾乳洞
 国道256号線に面した小さな鍾乳洞で、洞内から湧き出た清水が地底湖を作っています。
個人経営で土日と夏休み期間中のみ営業します。

土日と夏休み営業 500円

國田家の芝桜
 せせらぎ街道沿いの郡上市明宝町にある國田さんの個人所有の花畑です。おばあさんの代から大切に育てられた芝桜は内閣総理大臣賞を受賞するほど見事なもので、遠方からも訪れる人が絶えません。
 観光名所として無料開放されています。

明宝温泉湯星館

アルカリ性単純温泉 42℃

 郡上市明宝町の明宝高原にある温泉施設。下呂温泉と三朝温泉の泉質を兼ね備えた素晴らしい温泉が自慢です。ジャグジーや泡風呂がついた明るい大浴場と、露天岩風呂、温泉スタンドなどがあります。

営業:13:00~18:00 定休:水 料金:500円 電話:(0575)87-2080

めいほうスキー場
 標高1600mの明宝高原に広がる西日本最大級のスケールを誇るスキー場。
 多彩なコースレイアウトが特徴で、最長コースは5kmを超えますが、初級者でも滑ることができるため東海地方をはじめ関西でも人気のスキー場です。
 オフシーズンの明宝スキー場は、夏のジャズフェスティバル・明宝高原音楽祭でも名を知られています。

電話:(0575)87-2811


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