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白山から続く稜線を越えて、白川村と石川県白山市をむすぶ、全長33kmのスーパー林道です。
ヘアピンカーブが連続する山岳路ですが、路面は大型バスもすれちがい可能な2車線の、きれいな舗装道路です。 特に全山真っ赤に染まる秋の紅葉がおすすめ。標高差が大きいので、長い期間にわたって楽しめます。 |
白川村の鳩ヶ谷交差点から山手の高台に上がると、トヨタ白川郷自然学校のある旧馬狩地区です。旧集落のはずれに馬狩料金所があり、そこからは一気に高度を上げ、眼下に素晴らしい景色が広がります。
白川郷合掌集落を見下ろす高台に、売店と軽食の蓮如茶屋が営業しています。ブナ林を散策する遊歩道や白川郷展望台もある休憩ポイントです。
やがて、頭上に怪異な三方岩岳の姿が現れると、登山口のある標高1450mの広場に到着します。東の空はるかに北アルプスの連なりを眺める県境トンネルの手前には、広い駐車場やトイレがあります。
加賀に入ると、険しい峡谷地帯に付けられた断崖絶壁の道路を行きます。加賀側の2番目のヘアピンカーブには国見展望台と駐車場があり、白山の全容を眺められます。
険しい断崖絶壁が続く谷間をめがけて、ぐんぐん高度を下げていくと、トンネルとヘアピンカーブに囲まれて、白山スーパー林道の最大の見どころであるふくべの大滝が現れます。蛇谷随一の落差86mの滝は、車道すれすれに岩壁を滑り落ちて、風向きによっては水しぶきが車にかかるほどの大迫力です。
さらに蛇谷に沿って下っていくと、駐車場のある蛇谷園地があります。人気の高い天然温泉・親谷の湯や姥ヶ滝を訪ねる遊歩道があり、階段の上り下りはありますが、時間と体力に余裕がある方は訪ねてみるといいでしょう。
白山スーパー林道は峡谷沿いに走って、白山中宮温泉のゲートで終了です。
6月〜11月 (05769)6−1664
高台にある蛇谷園地の駐車場から谷間に向けて長い階段を下り、ブナ林が広がるなかを谷に沿って遊歩道を進むと、約500mで日本の滝100選のひとつ、巨大な姥ヶ滝が現れます。
姥ヶ滝だけでも見応えがありますが、ここの目玉は滝を真正面にあおぐ「親谷の湯」です。谷間のあちこちに高温の天然温泉が湧出しており、それを引湯してワイルドな露天風呂が造られています。無料開放されていますが、特に更衣室もなく、男女混浴です。マナーを守って利用しましょう。
混浴はちょっと、という方には、露天風呂の上に足湯もあります。
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