Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
ホーム 下呂温泉 南飛騨 御嶽山 南乗鞍 飛騨高山 乗鞍岳 上高地
奥飛騨  飛騨古川  白川郷  山ガイド  リンク  サイトマップ 繁體中文   簡体中文
飛騨高山の四季


飛騨高山の春

 山国・飛騨の春は遅く、3月にはまだ雪の日もあります。
 3月3日のひな祭りは、高山では旧暦、月遅れでお祝いします。3月から4月3日にかけて、「飛騨高山雛まつり」が行われ、日下部家民芸館や飛騨の里といった民家の資料館には、その家に伝わるひな飾りが並べられます。旅館や商店の店先など、約100ヶ所に飾られた自慢のひな人形を見て回ることができます。

 4月14、15日は「春の高山祭り」と呼ばれる日枝神社の山王祭。12輌の豪華な屋台が古い街並みを曳きまわされます。秋の八幡祭とともに、高山が最もにぎわうときです。
町や村のあちこちから祭りばやしが聞こえる頃、高山にいっぺんに春が訪れます。まだ真っ白な乗鞍岳、北アルプス連峰を背景に、梅、桃、桜がそろって花開きます。

 高山の東郊外、松ノ木町には、飛騨と佐渡だけに伝わる「車田」という特殊な田植え方法があります。丸い田んぼの中心に杭をたて、同心円状に苗を植えます。かつて伊勢神宮に奉納された神聖な米を栽培する田んぼです。

飛騨高山の夏

 乗鞍スカイラインのバスが5月中旬に運転をはじめ、夏のシーズンがはじまります。
 四方を山に囲まれた高山盆地では、意外に気温が高い日があります。しかし、じめじめした暑さではありません。空気がからっとしているので、日陰に入るとひんやりして、過ごしやすい夏です。

 8月1日から15日にかけて、西郊外の松倉観音と、本町通りの山桜神社では絵馬市が開かれます。1円を100両と読み替え、「一千万両」「二千万両」と景気のいいかけ声が飛び交う市です。松倉絵馬は、紙に描かれたもので、牛馬の安全を祈願した時代から、現代では商売繁盛や家内安全を祈願するようになりました。家の入口の壁に、福が飛び込むよう馬の頭を内側に向けて飾ります。

 三町筋をはじめとして、あちこちの民家の軒先に朝顔が咲いています。スカイブルーで統一された朝顔の花が街並みに爽やかな感じを与えてくれます。

飛騨高山の秋

 9月の終わりに北アルプスの山頂付近からはじまった紅葉は、1ヶ月近くかけて里へ下りてきます。標高差が大きな高山では、長い期間紅葉が楽しめます。
 飛騨国分寺の境内にそびえる大銀杏の黄葉はとくにみごとで、黄葉の時期や様子によって、その冬の雪がわかるといいます。東山寺町や飛騨の里の紅葉もきれいです。

 10月9、10日には「秋の高山祭り」と呼ばれる桜山八幡神社の八幡祭。11輌の豪華な屋台が高山の街並みの北部を曳きまわされます。
 秋の終わりには、乗鞍岳が真っ白に雪化粧して美しく見えます。特に夕焼けに映えて赤く染まった乗鞍岳や北アルプスは感動するほど美しい光景です。

飛騨高山の冬

 11月終わりか12月のはじめに初雪がふって冬がやってきます。
 高山は北陸などに比べて、そんなに豪雪が降るわけではありません。しかし、市内の道は積雪でがたがたになり、雪またじ(雪かき、雪下ろし)にうんざりする季節です。それでも雪に包まれた街並みや宮川あたりは、冬ならではの静かな風情があります。この時期、風は少ないですが、芯から冷え込みます。

 年の瀬が近くなると、どこの家でも花餅飾りを作ります。花餅はカエデなどの枝に細かく切った紅白の餅を付けた飾り物で、昔、正月に飾る花がなかった時代にはじまった風習です。あちこちで開かれる年の瀬の市でも、大小の花餅が売られています。花餅は飾られた後で炒ってアラレにし、ひな祭りに食べます。

 また、冬は日本酒がおいしい季節。酒どころの飛騨高山では、1月〜3月に市内6軒の造り酒屋が交代で酒蔵を公開、新酒の試飲ができる「酒蔵めぐり」が行われます。


サイト情報
このサイトについて
自己紹介
リンク
サイトマップ
メール


Copyright (C) panoramahida All Rights Reserved