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東京から、JR中央線や中央自動車道を利用して北アルプス南部の上高地・乗鞍方面や飛騨に入る場合のゲートシティが信州松本です。
松本城の城下町として栄えましたが、江戸時代末期から明治時代にかけて再三大火に遭いました。松本の再建にあたっては、火災に強い土蔵造りの家が造られ、当時の街並みが松本の特徴になっています。
国宝松本城から市街地越しに北アルプス常念岳の山並みを望む「岳都」です。
現存する日本最古の五層天守閣を持つ松本城は、国宝に指定された名城です。
信濃国守護の小笠原氏が深志城を構えたのが始まりで、後に武田信玄、再び小笠原氏、後に豊臣秀吉が石川数正に命じて松本を支配させました。
石川数正・康長親子の代に現在の松本城となり、文禄2年(1593)に天守閣を造営しています。当時は戦国時代末期でもあり、松本城は徹底的に実戦向きの堅固な城塞として築城されました。江戸時代には7度に渡り城主が変わりましたが、基本的な城郭はそのままで、石落としや鉄砲狭間、武者隠しの間などに無骨な戦国時代の空気を感じることができます。
天守閣最上階からは松本平や北アルプスの山並みを一望できます。
8:30〜17:00 休:年末年始 600円(松本市博物館と共通)
電話:(0263)32−2902
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国内最古の小学校建築のひとつです。洋風を模した校舎には見事な細工が施され、和洋折衷の様式を見ることができます。教室内部では教育資料を展示しています。
8:30〜17:00 休:冬季は月曜 300円
電話:(0263)32−5725 |
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松本城の外堀・女鳥羽川沿いにある神社です。歴史は明治に入ってからで、神仏分離令によって仏教寺院から分かれた神社を集めて神道中教院が設立され、その後、松本大火をきっかけにひとつの神社になったものです。門前には縄手通りがあります。 |
女鳥羽川沿いの「縄のように細長い土手」にあることから街の名があります。
明治時代に四柱神社が創建されたとき、門前にあたる土手の上に露店が並び、参拝する松本市民の娯楽の場として栄えました。
現在でも小さな店が密集して、縁日のような雰囲気があります。
女鳥羽川の南側に並行して東西に走るのが中町通りです。
明治時代に大火で焼失し、再建にあたって火災に強い土蔵造りの街並みが作られました。明治から大正ロマンの雰囲気を残す商家が軒を連ねています。
蔵のまち中町通りにある交流センター。明治21年築の造り酒屋だった建物で、母屋と蔵、離れを市民の活動向けに開放しています。無料で見学でき、土間から見上げる豪壮な吹き抜けの梁組みは見事です。
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