Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
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御嶽五の池小屋


御嶽五の池小屋

 御嶽山北部、五の池と三の池を眺める飛騨頂上に立つ、木の香のする山小屋です。
 信仰登山が中心の御嶽山では、信州側の山小屋が7月〜8月のみの営業なのに対し五の池小屋は6月1日〜10月15日まで御嶽山で最も長く営業しています。

 五の池小屋の宿泊人数は100名、繁忙期でもゆったり過ごせます。和テイストにこだわって選んだ深青色の新館は、御嶽山の青空によく似合います。新館の畳敷きの和室は、宿泊客の少ない日は個室として利用できます。


 小屋番の市川典司さんを中心に、若いスタッフが切り盛りする五の池小屋は、アットホームな雰囲気の御嶽山のオアシスです。「飛騨の地のもの」にこだわる市川さん自家製の飛騨味噌を使ったおいしい料理に、アマゴの燻製やホットワインなどのサイドメニューも充実して、御嶽山の夜を味わい深いものにしてくれます。
ぜひ、御嶽山飛騨頂上の五の池小屋にお越しください。

御嶽五の池小屋  6月1日〜10月15日 電話:090−7612−2458

癒しのベルギービール

 登山の疲れを癒す一杯のビールは、山の楽しみのひとつです。
 飛騨頂上・五の池小屋には、日本の山小屋としては、ここでしか味わえないベルギービールがあります。アサヒ、キリン、エビスの缶ビールに比べてリッチですが、グイッと喉ごし、というよりは、芳醇なコクを味わいながらゆったりした時間を楽しむビールです。
専用グラスに注いで、燻製チーズやソーセージをつまみにどうぞ。
 晴れた昼間なら、五の池に張り出したぱんだテラスで一杯やるのもいいですね。

五の池小屋にカフェ・ぱんだ屋オープン

 五の池小屋の薪ストーブで焼き上げたケーキやパンをコーヒーとともに味わう山上のカフェ・ぱんだ屋がオープンしました。日帰り登山や下山予定の人はビールを飲めませんから、晴れた日はぱんだテラスでコーヒータイムはいかがでしょうか。
 泊まりのお客さんは、夜にはビールのつまみに焼きたてピザを楽しめます。

薪ストーブに込めた思い

 五の池小屋玄関ホールには本格的な薪ストーブが設置されています。薪ストーブならではの柔らかな暖かさがホール全体に行き渡り、夜に灯されるランプとあわせて、ほっとする空間になっています。
 この薪ストーブは五の池小屋を愛する山好きたち40名が、最重30kgもの部品を登山道を担いで運び上げて組み立てたものです。薪ストーブを通して、下呂市の森林整備のため、間伐材の利用を図りたいという市川さんの願いが込められています。

五の池小屋の夕陽と御来光

 稜線に立つ五の池小屋からは、雲海から昇る御来光や、白山に沈む夕日を見ることもでき、木曽谷をはさんで連なる中央アルプス越しに富士山も顔を出しています。


 夏の日は、午前10時くらいから飛騨頂上はガスに覆われはじめ、お昼頃は雲の中にいることが多いのですが、午後2時過ぎからだんだんガスが晴れてきます。
 木曽谷からガスが湧く午後、西日が差しだすと雲のスクリーンに円形の虹が現れ、太陽を背にブロッケン現象が出現します。


 五の池小屋の夕食の時間が終わった頃、夕陽が最後の光を放ちながら、白山の向こうに沈んでいきます。


 満月でなければ、飛騨頂上の夜空は星座の判別が難しいほど多くの星で満たされます。夜空にかかる一筋の流れは雲のように見えますが、実は天の川だったりします。


 朝早くても、御来光を拝むのは山の楽しみのひとつです。
 一面に広がった雲海の向こうに屏風を連ねたような中央アルプスが頭を出し、木曽駒ヶ岳の肩の辺りには早朝しか見ることができない富士山の姿もあります。


 やがて、東の空が茜色に染まり、雲の間から太陽が昇ります。はじめはゆっくり、そのうちぐんぐん早く大きくなり、まぶしい朝の陽に照らされて、御嶽山の山肌もモルゲンロートに輝きます。

五の池小屋の周囲で見られる高山植物

 御嶽山では北へ行くほど高山植物が豊かになります。山小屋のテラスから見下ろす五の池畔はみごとなお花畑、小屋の裏手のザラ地は貴重なコマクサの群生地です。また、足を伸ばせば四の池の別天地や継子岳にも行くことができます。

コマクサ キバナシャクナゲ ハクサンイチゲ
ヨツバシオガマ チングルマ ミヤマキンポウゲ
コイワカガミ
アオノツガザクラ
シナノキンバイ イワギキョウ

御嶽山の紅葉

五の池小屋から摩利支天へ
五の池小屋→1時間→摩利支天/摩利支天→40分→五の池小屋

 五の池小屋に早い時間に到着したなら、360度に開けた景色を楽しみながら、近くに散歩に出てみましょう。
 五の池をはさんで小屋の南にそびえる御嶽山第2のピーク、摩利支天(2959m)の頂上は、剣ヶ峰へのルートからはずれているために登る人も少ない秘境です。お花畑が展開する稜線を辿り、広い賽の河原カルデラと剣ヶ峰を眺めながら歩きます。


 五の池小屋を出発し、摩利支天に向けて九十九折の道をぐいぐい登っていきます。ガラガラの石が積み重なった歩きにくい急登はつらいですが、背後に五の池を前景にした小屋がどんどん小さくなり、継子岳とその後方に乗鞍岳や槍穂高・笠ヶ岳といった北アルプスのパノラマが競りあがってきます。
 40分ほどの登りで祠のある摩利支天鞍部に到着すると、目の前にゆるやかに傾斜した賽の河原のカルデラと、その後ろにそびえる剣ヶ峰の雄姿が視界に飛び込んできます。ここはまだ摩利支天の山頂ではなく、西へのびる稜線の先にピークがあります。少し行った先でやせ尾根から賽の河原側をトラバースして岩間を上り下りする道が続いています。


 急な斜面ながら、足元はお花畑が展開する気持ちのいい道です。やせた岩場を注意して登りきると、大きな岩が積み重なった稜線に出ます。行き止まりが頂上です。南にアルペン的な風貌の継母岳や、はるか西に白山が見え、足元に濁河温泉の旅館、御嶽パノラマグラウンドなどを見下ろす素晴らしい眺めです。

五の池小屋から継子岳へ
五の池小屋→30分→継子岳/継子岳→30分→五の池小屋

 継子岳(2859m)へは五の池小屋のある飛騨頂上からあまり上り下りもない稜線散歩が楽しめます。
 五の池小屋の裏手から、ザラザラの砂地の道を継子岳に向かって歩きます。足元は五の池小屋の努力で復活した一面のコマクサ群落で、時期になれば斜面がピンク色の花で染まって見えるほどです。かわいい花ですが、展望台から見るだけにしましょう。


 東に四の池湿原、西に濁河温泉を見下ろしながらハイマツの稜線をゆるゆると歩いていくと、大きな岩が積み重なった間を潜り抜けたり、よじ登ったりして越えていきます。その後、無数の平たい石が剣のように突き刺さった奇妙な風景の場所を通り、ハイマツ樹海が広がる高天原を過ぎて目の前の斜面を登ると継子岳の山頂に到着します。
 山頂から北には遮るもののない空間が広がり、乗鞍岳が優美な姿を見せています。
足元にあるのはチャオ御岳スノーリゾートの建物とゲレンデ斜面、高山市や飛騨市古川町あたりの人里が見えます。雲が流れる地平線はゆるやかに丸みを帯び、地球の丸さを実感できるところです。
南に目を転じると、剣ヶ峰までの御嶽山山頂部が一望できます。


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