Panorama飛騨 飛騨路と北アルプスの絶景地ガイド

 
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日和田高原・御嶽山北麓


 日和田は御嶽山の北麓、標高1300mに広がる高原の里。
 南北4kmにわたって峰々を連ねる御嶽山、その北端の峰である継子岳は、すっきりとした円錐形をしています。日和田高原から御嶽山を望むと、南の峰が継子岳に隠れてしまうため、きれいな富士山型に見え、日和田富士と呼ばれています。
 かつて馬大尽がいたほどの木曽馬の産地でしたが、時代と共に馬は姿を消し、今では高根コーンなどの特色ある高原野菜が栽培されています。

日和田高原の詳しくはこちら

飛騨御嶽尚子ロードの詳しくはこちら

一位森八幡神社
 国道361号線から入った日和田集落の中心に、一位森八幡神社が鎮座します。
 イチイの原生林が茂る鎮守の森は天然記念物に指定されています。一位一刀彫で知られる高級木材のイチイは、その多くが伐採されてしまい、自然の森として残っているのはここだけです。

原家住宅跡
 江戸時代から大正にかけて、高原の寒村であった日和田には、飛騨随一の豪農が栄華を誇っていました。それが原家です。
 かつて御嶽山麓では放牧が盛んでした。原家は日和田や開田の小作農民に馬を貸し付け、商売や金融業も営んで大きな利益を上げていました。最盛期には数千頭以上の木曽馬を持ち、馬市の開かれる木曽福島まで自分の土地を歩いていけた、といいます。
 現在の屋敷は明治時代に再建したもので、外から見える石垣や表門だけでも立派です。邸宅も贅沢を極めた造りながら、原家没落後は手入れがされていないといいます。

望岳の森

 国道361号線沿いに高地トレーニングエリアの日和田体育館があります。
 きれいな稜線を引く継子岳、通称日和田富士を眺める絶景ポイントです。体育館の裏山は「望岳の森」と名づけられて、遊歩道や展望台が作られています。舗装した林道があるので山頂まで車でも行くことができます。
 山頂近くの展望台からは、中空に浮かぶ日和田富士と、のびやかな高原地帯を見ることが出来ます。かつて名鉄木曽馬牧場があった場所は湿原になっていて、春には水芭蕉の群落が見られます。

高地トレーニングエリア(日和田グラウンド)
 日本国内で唯一のナショナル高地トレーニングエリアとして整備が進められている御嶽山で、標高1300mの日和田高原地区にあるグラウンドです。
 周辺には体育館や合宿施設などもあり、春から秋にかけて、トレーニングに励むアスリートたちの姿を見ることができます。

日和田高原

 日和田高原エリアは広いですが、中心は日和田高原ロッジのあたりです。道の両側に2kmにわたって白樺林が続き、爽やかな高原というイメージにぴったりの場所です。
 ゆるやかに広がる白樺林には、池や小川があり、春の水芭蕉や、初夏のレンゲツツジなど季節ごとに野の花も楽しめます。御嶽山や乗鞍岳の残雪が新緑に映えるころはとてもきれいです。

杣ヶ池

 白樺林の真ん中に、芝生広場があります。奥の森へ進むと小さな神社があり、樹林に囲まれた杣ヶ池が神秘的な水をたたえ、龍神伝説を今に伝えています。
 日和田高原には、ちんまが池という別の池もあり、こちらは池から湿原に変わり、乾燥化が進んでいます

民話 杣ヶ池

 昔むかし、日和田の豪農、原長者の家の使用人にちんまという娘がおった。
 ちんまは杣(きこり)の小三郎が恋しくてたまらず、山へ行くと岩魚に姿を変えて弁当箱の中に入っておった。そうとも知らない小三郎は岩魚を見つけると、ぺろっと飲み込んでしまった。
 小三郎はやおら喉の渇きを覚え、川に顔をつけてごくごく水を飲んだが、どんなに飲んでもまだ足りない。とうとう川の水を飲み干してしまった小三郎は、恐ろしい大蛇に姿を変えてのた打ち回った。大地は振動し、地面は割れて大きな池ができたという。
里へ逃げ帰った杣の仲間が、山で見た一部始終を話すと、小三郎の母親は嘆き悲しんで山へ向かった。

 確かに話しに聞いたとおり、山はひどい有様で見たこともない大きな池ができとった。
 池のほとりで母親が「小三郎よ、どんな姿でもいいから出てきておくれ」と叫ぶと、にわかに天が掻き曇り、雷がとどろいたかと思うと恐ろしい白龍が出現した。
 母親はもうびっくりして、「小三郎よ、情けない姿に成り果てたな」と叫んで池に身を投げてしまった。すると、白龍は天に向かって昇っていったという。

千町牧場

 チャオ御岳スノーリゾートの手前、柳蘭峠から秋神温泉へ向かう途中、標高1500mの千間樽高原に広がる広大な牧草地は、御嶽山と乗鞍岳を背景に牛たちが草を食む、飛騨のシンボル的な牧場です。飛騨牛や飛騨牛乳を紹介する写真に出てきます。
ただし、観光牧場ではないので、見学する場合は事前の確認が必要です。

(0577)59−2211

チャオ御岳スノーリゾート

 チャオ御岳スノーリゾートは、日和田高原から御嶽山、濁河温泉に向かう県道の途中にある飛騨屈指のスキー場です。
 標高1800m〜2200mという高さと、御嶽山北麓にあることから、ゴールデンウィークまで営業しています。メインのゴンドラ「フライングチャオ」で全てのコースを滑走することができ、御嶽山のスキー場特有の緩斜面と急斜面が交互に現れるコースです。

ゴンドラ:1 ペアリフト:3 コース:3 最長滑走距離2000m

11月〜5月 (0577)59−3620

胡桃島キャンプ場

 飛騨御嶽尚子ボルダーロードを濁河温泉に向かって走ると、濁河温泉とチャオ御岳スノーリゾートの中間に胡桃島キャンプ場があります。
 キャンプ場がある胡桃島高原は御嶽山北面に広がる大斜面です。御嶽山胡桃島登山口近くの展望台に登って眺める御嶽山は、前面に継子岳が張り出し、どっしりとした山容の摩利支天や、鋭角に突き出した継母岳など、独特の姿を見せてくれます。

(0576)62−3349

胡桃大滝
 胡桃島キャンプ場から県道沿いに下り、閉鎖されたゲートを抜けて林道沿いに下っていきます。途中から山道に変わり、徒歩40分ほどで人の気配もない御嶽山中腹の原生林に囲まれた胡桃大滝に到着します。
 落差30m、溶岩壁を一気に流れ落ちる美しい滝で、かつて山中にそびえていた胡桃の大樹が龍に姿を変え、天に昇っていった姿を残している、と伝えられています。


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